お米について
さてお酒の原料はお米、水でありますが、お米について話します。
皆さんがご存じのお米と言いますと、何でしょうか?「コシヒカリ」「ササニ
シキ」「秋田小町」有名なところといったらこんなでしょうか。上記のお米
は、ほとんど食米として出回っています。えっ食べるお米以外にお米ってある
の?と思う方もいられるかも知れませんが、酒米は、食米とは種類が違うので
す。
代表的な酒米と言いますと「山田錦」「五百万石」「ゆきの精」「一本〆」
「亀の翁」などがあります。幾つくらい耳にした事がありますか?食米には食
米の良いところ、酒米には酒米の良いところが在りまして、説明したいと思い
ます。
まず食米ですが、食べて旨いことです。米の一粒の大きさなど関係なく、噛め
ば噛むほど味が出るような旨みを持っているのが良いようです。確かに新潟の
「コシヒカリ」は粘りがあって、旨みがあると思います。さすが「日本一のコ
シヒカリ」そんな日本一の米を酒造りに使ってみると、どうなると思いますか
?
「食べて旨いのだから当然美味しい酒ができるはず」と私は最初思いました
(まだ10代の頃)が、なかなかそう上手くはいかないようでした。私個人の感
想ですが、少し重いお酒に仕上がるようです。
何故食べて美味しいお米が、だめなの?私も疑問に思いましたが、食べて旨い
お米は旨み成分が多いため(具体的に言うと蛋白質や脂質等)それが酒造りに
適さないようです。逆に酒米と呼ばれるお米は、食べるとほとんどがうんも
ねー(加茂弁でまずい事)です。味も素っ気もないという感じでしょうか。そ
の分酒造りに適さない蛋白質や脂質をほとんど持たないため、酒造りには適し
ているのです。粒も大きいので高精米に絶えられ(割れにくい)吟醸酒や大吟
醸酒などの原料にも向いてます。
しかし栽培が難しいのです。良いとされる酒米は、穂の背が高いため刈取り時
期に倒れたりして(ちょうど台風シーズンなので)そんな時、雨が2・3日降
り続くと穂から発芽してしまい、ほとんど駄目にしてしまいます。
「天は二物を与えず」という諺がありますが、そう簡単にはいかないのです。
うーん米作り(酒造り)は難しい。自然との戦いだ(ちょっと違うか)。酒米
の種類にも色々特徴があるので、おいおいと紹介して行きたいと思います。